「われわれはこの時代にあって、事物を侵害し、みずからの中に生きるための諸空間を作りだし、空間の中に存在せず、空間に場所を見いだすとは思えない諸空間を作りだすことをのぞんだのである」 (アントナン・アルトー「神経の秤」より大上が引用)
これまで各地でいろいろな神楽ビデオジョッキーをやってきたが、その映像のほとんどは 夜通しを中心に長時間行われる神楽全体のほんの一部を編集して紹介したものだった。 12時間以上は行われる神楽-祭礼を90分程度にまとめる作業は、それはそれで全体を わかってもらうための最低限の手段というものだが、今回のplan Bではそれを夜を徹して 連続していくつも見てもらうことで、「多様」な神楽のありようで「混乱」してもらい、 「夜通し」という神楽における「睡魔トランス」も味わってもらおうという目論見である。 終わった後に現地の神楽のような「すっきりさわやかな朝」というものを提供する自信は ないが、朦朧とした中で「日本の土俗」「ネイティブジャパニーズ」の片鱗を皆さんの中に あるソレと感応していただければ幸いでアリマス。(三上敏視)
父、マルセ太郎が逝って7年。 むしょうにその芸を観たくなるときがある。 マルセを追いかけていた人たちと。 マルセの死後、その存在を知り、 生の舞台を見逃したと地団駄踏んだ人たちと。 そして、まだマルセを知らぬ人たちと。 いい映画を観た後に、だれ彼構わず話したくなるように、 上映後の宴では大いに語り合いたい。 作品は『殺陣師段平物語』。 「見ているお客さんが一番喜んでくれるのは『泥の河』、 でも演じていて一番気持ちいいのは『段平』」と生前本人は言っていた。 中でも今回上映する、1998年夏の「アートキャンプ白州‘98」土の舞台での “段平”は最高だった、と。 1月22日の命日を過ぎ、追悼の意味も込めて、 マルセ太郎の芸を「たっぷり!」味わってもらえる会に なればと願っている。 金梨花
即興は、直接的に創造的思考によって、また、ありきたりの生活を、潜在意識や心にとって、あるいはわれわれがそうであるらしい飽きっぽい知性にとって、はるかに興味深いものに置き換えることによって、こうしたパターンの中断を促すのだ。(清水俊彦「ジャズ転生」より大上が引用)
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